夢のつづき

2023年04月06日 21:52

何度も何度も、何十年にもわたり同じ夢を見る
通路が迷路のように複雑な真っ白なアパート
そこに私は暮らしている
その隣にちょっと不思議なお宅があって
屋上には庭園がある
その庭園を見ながら「いいなぁ、あの家にいつか住みたいなぁ」と私はいつも思うのだ、夢の中で。
そして私はいけないと思いながらも、ベランダから足を伸ばせば届く距離のその庭園にこっそり忍び込む。
忍び足で庭園の中を進むと突然部屋が現れて、そこには積み重ねられた大量の書籍と古いグランドピアノがある。
私はまたいけないと思いながらもそのピアノの蓋を開けて音を鳴らす。

ポーン

するとどこからともなく40~50代くらいの男性が現れて
「どうぞ、続けてください」
と言うのだ。

夢はいつもそこで終わる。

その続きが見たいような気もするし
続きはない方がいいような気もする。

何十年も繰り返しこの夢を見るので、このアパートも屋上に庭園のあるこの家も実際にあるんじゃないかと錯覚してしまう。
目覚めた時いつも、あのアパートに私は暮らしていたことが確かにある!と強く思う。
で懸命に思い出そうとするのだけど、やはりそんなアパートに暮らしたことは無いのだ。

どこかに実在している気がしてならず、いつか発見できたら凄いなぁと思っています。

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