昨今、SNSすることが仕事みたいになってることに危惧しております。
ライブの告知はSNSが主流となって10年くらいは経つのでしょうか。
いやまぁ別にいいんですけど、SNSに星の数ほど溢れるライブ告知の数々
正直あれを見て「行こう!」となる人って一体どれくらいいるのでしょうかね?
推しのことならSNS見なくても知ってるだろうし
推しなら頼まれなくても行くだろうし
ということは推しじゃない人のライブ告知をダラダラと見せられているわけで
それを見て「行こう!」とは簡単にはならないでしょう。
とはいえ、SNSで告知することがもはや礼儀みたいになっていて
情報を仕入れる側もSNSに頼ってる時代で致し方ない
一方あの頃はどうだったかと
そう、SNSはもちろん、携帯電話すらなかったあの頃
ネットすらごく一部の人しか使われていなかった時代
パソコンなんて一般庶民が持つものではなかったあの時代
考えてみたらほんの何十年か前までそうでしたからね。
怖い
私が始めてライブをしたのが13歳
そこから月に数本ライブをずっと続けていた20歳までは
ライブハウスは紙のマンスリースケジュールを発行して配ったり店頭に置いたりしていました
そして個人的な宣伝は足、そう足です。
とにかく動く、動いて人に会って、直にライブ告知をする
ライブ当日も次のライブの告知をして、その場でチケットを買ってもらうなど
若いから問題なくやっていたし、あの頃はそれが普通でした。
20代の頃
ライブ当日、誰が来るのかわからないのが普通でした
SNSがなくても、お客様自らライブハウスのスケジュールを確認してお越しくださっていました
意外な人が来ていたり、いつものメンバーが集まっていたり
そんな感じで客席はいつも満席で、集客に苦労したという経験はほとんど無かったです。
いつからだろう
SNSが主流になってから?
とにかく誰もが集客に苦労している気がする
明けても暮れてもSNSで告知して、当日になっても「今からやるよー!」と告知する
リハの動画など付けたりまでして
そこまでやっても来ないものは来ない。
世知辛いぜ。
私もSNSで告知は当然やるのだけど、正直あれを見て来る人ほとんどいません。
数人ですかね。良くて2~3人。
ほとんどが固定ファンでほぼ埋まります。
新規ファンの方ももちろん増えて来るので、だんだん集客も楽になってきました。
SNS頼りになった頃は全然集客厳しくてやべーなこれと危機感を抱いていましたが
それをなんとかするべく、また足で宣伝し、あちこち顔を出し
古参ファンを大切にし、新規ファン獲得に精を出し
とにかく、私のファンになってもらわないとライブには来てもらえないわけですので
そこ頑張った数年があり、今は地元でのライブはだいぶ集客ラクです。
ファンになってもらうって色々あるから
音楽性もあれば、ビジュアルもあれば、トークもあれば、相手が男なら下心もあれば
そんなのも全部利用するくらいじゃないとさ
こんなに長くは続けていられませんって。
一回来てもらったら、次も来てもらえることが多いので
まずは一回来てもらうこと、そのためにどうするか
それは絶対、SNSじゃない。
それだけは真実
お店の人がSNS宣伝するのは当たり前で、むしろSNSはお店に任せとけばいいくらい。
ミュージシャンは自分の足と魅力で人を惹きつけて来いってお話し。