作詞家と自分で堂々と言えるようになったのはつい最近で
それまでは烏滸がましくてとてもじゃないけれど言えなかった
小声で「あ、作詞、、とかやってます、、」みたいな笑
今でも実はちょっと気恥ずかしいと言うか、自分で言うのはなんかちょっと。。と身構えてしまいます
でも最近ね、そんなことじゃいけないなぁと思うようになりました
だって、私の書いた歌詞を歌ってくださるアーティストさんがいて
その前に私の歌詞を認めてくださった制作の方達がいて
その歌詞に感銘を受けてくれたり、共感してくださるファンの方たちがいて
テレビで流れて、ラジオで流れて、Twitterでトレンド入りして
そんな世界の中に自分がいるってわかっていても、どこか他人事というか
歌詞を書いている時は自分だけのものだけど
世に放たれた瞬間にそれはもう私のものでは無い
そんな気がしてしまうのですが
でもね、それを堂々と受け入れて
『私はプロの作詞家です』
そう胸を張って言わなければ、関係者の皆様に失礼だよね
などと思うわけです。。でもまだ烏滸がましいなとか思っちゃう笑 意外と謙虚
歌詞を書く時
『この一行を言いたいが為に他がある』
と思うことが多々あります。
というか、大体そうかも知れない
この一言を伝えたいが為にその他の部分を書いてる
その一言を最大限伝える為に
そのメッセージがちゃんと伝わってる時って、やはり良い作品なんだと思えます(自画自賛w)
文章を綴ることが生業って、なんていうか
本当に幸せなことだなぁとつくづく思いますね
だって、言葉って生き物だから
時代が変われば意味すら変わる、使い方すら変わる、流行り言葉も続々と出ては消え、変化する
それに対応しながら、でも温故知新も忘れず、日本語の美しさも、汚さも、浅はかな言葉も、深い言葉も、ありきたりな言葉も、何もかもひっくるめてひとつの歌詞を書き上げる
私の仕事はJPOPが主流だから、韻を踏むとか、メロ乗りが良いとか
そういうのも重要になってくるので
読んで美しく
聴いて心地良く
でなければならない。
すっごく大変だけどね、でもね
最高に楽しい仕事なんです。
この仕事に携われていることに幸せを感じ、感謝しています。
ずっと諦めずに、辞めずに続けてきて、本当に良かった
あなたも、夢を夢のままで終わらせないでください。
誰よりも努力して、それでも上には上がいるけれど
その上を行けばいいんです。
頑張って。