つい3日前に『海が満ちるまで2022Ver.』を配信リリースしたばかりだと言うのに。。。
新曲です。久々の。
海みち、できすぎた夜に、それぞれ7年前にCDリリースした「オンナノウタ」収録曲のリミックスVer.をリリースさせていただいたわけですが、これらは当然私の中では新曲ではありませんでした。
リミックスなので、大元は何も変わっていないですから。
なので昨年の9月にリリースした『SMILE』ぶりの新曲となります。
昨今、海外では日本のシティポップが大流行
それについては前々から気にはかけており、いつかそういったものも挑戦してみたいなぁと漠然と思っていたのです。
ただ如何せん、あの時代のシティポップはとにかく演奏が鬼ほど上手いのです。
アレンジもかっこいいし、そもそも曲のクオリティが高過ぎる。
真似できないなぁ、、とても、、
とはいえ、あの時代そのまま再現は不可能としても、今の私に作れるシティポップを堂々と作ればいいじゃないかと、そのように気持ちを切り替えました。
最近思うのです、あの頃は良かった、などと口が裂けても言いたくないタイプの人間ですが
それでもやっぱり、あの頃は凄かったと。
勢いが違いました。
お金があるって凄いことなんだなぁとしみじみと思います笑
昔からのセオリーですが、景気が悪くなると景気の悪い音楽が流行るそうです。
財布の中身が寂しいのにパリピな音楽聴いてもテンション上がりませんしね。
大人しく家にいましょう、みたいな雰囲気にどうしてもなるのですよね。
今、円安が加速してそれはもう恐怖しか無いですし
先行き不安だらけです。
世界規模で経済を俯瞰で見ると、色々ともう資本主義が限界を迎えているとしか思えないし
どこか小さい国ならキャッシュで買えるんじゃねーの?レベルの金持ちか
カップラーメンひとつ買うのにも躊躇する一般人か
二択しかない
そんな感じですよね、ほんとどうなってるんでしょう。
狂ってますね。
しかしながら、ひとりひとりの生活ってなんとかかんとか持ち堪えてるわけです。
持ち堪えられていない人もいると思いますが、それでもギリギリ生きてる。
人間の適応力というか、対応力というか、しぶとさと言うか
大したものですよ、ほんと皆さん立派。
そんな時代ですが、せめて音楽くらいは楽しいことしたい。
昭和枯れすすき的な曲はできることなら書きたくない。
まぁ頼まれれば書きますけど。
あの時代の華やかさと刹那さ、都会の夜をOLさんがハイヒールで闊歩して、スーツ姿の男性陣はクリスマスだの記念日だのと高級ホテルの予約に躍起になり、やれポルシェだのベンツだのやっていたあの時代。
勢いだけで過ぎていったあの時代。
楽しいのか悲しいのか、満たされているのか孤独なのかもわからなかった。
でもただただ、輝いていた。
そんなあの時代を一言で表現するならば『トレンディー』これしか無いでしょう。
古臭いのか、それとも逆に新しいのか
正直そんなことすらどうだっていいです。
私が、今の私がこれを作りたかった、それだけで十分。
気に入ってくださる方もいれば、イントロで無理な人もいるでしょう。
それは今回に限らず、全ての音楽にあることです。
ものづくりの醍醐味
それは、今の自分を残せること。
明日にはいない、今の自分を
7/7(木)配信スタート
EARSY Newシングル『シークレットラブ』
作詞作曲編曲 EARSY
シンセサイザー 野村彰浩
ギター 赤木実
ベース 中野力
ミックス&マスタリング EARSY
久しぶりに生身の人間の演奏がDTMに混ざってます笑
MVも今回はかなり凝って作りましたのでお楽しみに、私は全く出ていませんが。