私がカメラをやらない理由

2022年01月26日 14:11

音楽は作るし動画も作るが、私は写真は撮らない。
もちろん、日々のどうでも良い写真はスマホでなら撮影することもあるが
いわゆる一眼レフのカメラを持ち歩いてガチで撮影はしない。

とは言っても、過去にはやったことがある。
今でもクローゼットの奥底に一眼とレンズもいくつかは眠っている。
もう見るのも嫌なので仕舞い込んでいる。
売ってもいいのだが、大して高価なカメラでもないし、息子がいつか欲しがったらあげればいいや、てな感じ。

写真は超ど素人です。
何もわかっていない。
何が良くて何が悪いのかもわかっていない。
わかるのは自分がその写真が好きか嫌いか、それだけ。

当時は超ど素人にも関わらず、一眼レフを構えてる女性というだけで何か出来る人と思われていたのか
本当に嘘みたいな話ですが、撮影を依頼されたりしていたんです。
今思えばとんでもないことです。
良くもまぁしたり顔で仕事を受けていたものだと我ながら思います。

けれども私のカメラ熱は一瞬で消え去りました。
一年くらいで終わりましたね。
「あ、向いてねーや」
とあっさりと。

写真を撮っていて楽しかったのは最初の数ヶ月で、そのあとはもうめんどくさくて仕方なかったです。
単純に、好きではなかった、ということなんだろうと思います。
でも撮られるのは好きですよ。もともと撮影モデルやってましたし、得意です。
でも撮る方は向いていないし、もう撮ることも無いだろうと思いますが。

なんで一気に熱が冷めたかというと
写真って超ど素人の界隈では
「なんか良い」
というニュアンスだけでなんとかなってしまっている部分があるような気がしたからです。
「なんかかっこいい」「なんかおしゃれ」
そんな良くわからない漠然とした雰囲気だけの世界の中で
「なんか私って写真のセンスあるかも」
とか
「ちょっとこういうフィルターかけとけばシャレオツに見えるし写真ちょろい」
とか
そういうの感じてしまいまして、心底嫌になったんです。
現に私の適当に撮影した写真ですら「なんかかっこいい」と仕事にまでなっていたという恐怖。
もうこれ以上は引き受けられないとガチで恐ろしくなったものです。

そうか、結局人って雰囲気で判断しちゃうんだ。
あと値段で。
プロじゃないし、当然交通費とちょっとしたお小遣い程度しかもらっていないし
プロに頼んで数万円払うほどではないし、なんかおしゃれに撮影してもらえればそれでいい
という場合、こんな好都合なことはない。

いやいや、ちょっと待て
私は音楽のプロで、同じようにされたらどう思うか。。
楽器もろくに弾けないし、音楽理論も何一つわかっていない素人が、簡単にそれっぽく作れちゃうアプリで曲を作り、それを数千円で売り捌いていたら。。
しかもそれを買ってしまう人がいたら。。
いや現実もうすでにいっぱいそんな人いるんですけど。。

100均でいい、使えればいい、すぐ壊れてもいい、だって100均だもん。
とりあえず今出費がない方がいい。
期待はさほどしていない、だって100均だもん。
でも100均だけどまぁまぁ使えるし、パッと見わからんし。

てな感じですよ。

薄っぺらい。
ああ、薄っぺらい。
もう本当に嫌い。

買う方も売る方も薄々
薄々でいいのはコンドームだけだろう。

とにかく、そんな薄々の世界で勘違い野郎になるのは心の底から嫌だったからやめたんです。

もちろん、大好きで大好きで突き詰めてやってやろうと思えれば続けていただろうと思います。
音楽はそう思ったから今だにやっているし、それで稼いでいて、稼いでいいと思えるくらい努力してきたから
一曲うん十万で仕事を受けられるんです。
それだけのお金をいただくのでそれ以上の作品を作ろうとも思うし
クオリティーをどんどん上げていくぞ!と日々勉強もできるんです。

ピアノって一日で弾けるようにはならないでしょ。
ギターだってドラムだって、楽器ってなんでもそうです。
でもカメラって誰でもシャッター押せるんです。誰でも何かしら撮影できるんです。
カメラさえあれば、幼稚園児でも撮影できるんです。
だからこそ、それで飯を食えるようになるってとんでもないことだと思うんですよね。

正直いまだに、写真の良し悪しはわかっていません。
単に好きか嫌いかだけでしか判断できません。
そんな私が、写真を取れるはずありません。
音楽を好きか嫌いかだけでしか判断できなかったら仕事にはできないからです。

ちょっと何が書きたいのかわからなくなってきましたけど
そんな私が一番好きな写真って何かと言うと

報道写真です。

一枚の報道写真から溢れ出る情報量の多さが好きです。
たった一枚の静止画から映画一本分くらいのストーリーを感じ取れる。
そんな報道写真が大好きです。

もし、生まれ変わってどうしてもカメラマンにならなきゃいけないとなったら
迷うことなく報道カメラマンになると思います。
もしくは大自然での動物写真家。

照明とか作り込まれた被写体とか、そう言うことではなく
偶然そこに居合わせたという強運
それに出食わした時、多分、シャッターを押す手が震える。

それはちょっと体感してみたい、と思いますね。

EARSY

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